1990年、NYUの実験演劇コースに入学。サンフランシスコのヒッピー文化とゲイ解放運動が結びついた異色の演劇集団コケッツの中心メンバーのひとり、マーティン・ウォーマンに出会う。1992年には、ジョアンナ・コンスタンティンらとブラックリップスを結成。同グループが解散した後は、より音楽に傾斜した、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズを率いて活動。2000年、UKのレーベル、デュルトロより、デビュー・アルバムを発表。さらに、翌2001年にリリースしたEP『I Fell in Love With a Dead Boy』がルー・リードに紹介される。2003年、リードの世界ツアーでバッキング・ヴォーカルに抜擢、アルバムの録音にも参加。2005年、セカンド・アルバム『アイ・アム・ア・バード・ナウ』をリリース。英国最高の音楽賞、マーキュリー・プライズを受賞。その後も、ビョークをはじめ、ルーファス・ウェインライト、ブライアン・フェリー、マリアンヌ・フェイスフル、Hercules and Love Affair 等々、様々なアーティストとコラボレーションを行う。09年1月に、大野一雄をジャケットに起用した最新アルバム『Crying Light』を発表。