ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、DUNE 及びLibertin DUNEの編集長を18年間努めて参りました林文浩が、7月9日に逝去しました。今回出版させていただくLibertin DUNE NO.2 が彼の遺作となります。最期まで雑誌をこよなく愛し、世の中に送り出し続けた彼の軌跡を色濃く感じるられる仕上がりになりました。

今号の特集は、ロスアンジェルスのMOCAにて開催された"ART IN THE STREETS"です。館長ジェフリー・ダイチのインタビューを始め、コーキューレーターを務めたアーロン・ローズによるバッリー・マッギー、シェパード・フェアリーのインタビューなどを掲載しました。この特集を中心に、今のアート界に革命を起こせる唯一のムーブメントを、ロスアンジェルス、ニューヨーク、東京のコミュニティーから発信をしています。

マリオ・ソレンティからは、今号のため特別にセレクトされたプライベートな写真や、カバーを飾るガス・ヴァン・サントの水彩画(映画『マイ・プライベート・アイダホ』よりインスパイアされた彼自身の作品)数点も掲載。また、伝説的スノーボーダー、サーファーである玉井太郎の写真をまとめた"WHERE THE SPIRIT RETURNS"では、彼自身が撮り続けた圧倒的な大自然の中での冒険の一部を紹介しています。

さらに、パープル誌編集長のオリビエ・ザームのファッション・シュート、HIROMIX、鈴木親の撮りおろし作品集、マイク・ワットの咆哮、東北レポートなど、アート、ファッション、音楽、社会情勢など多岐にわたる情報を、Libertin DUNEの視点で切り取り、発信しています。

このたび、ザ・ラスト・ギャラリーでは出版記念パーティーと、故林文浩のメモリアル・エキシビジョンを開催します。第二号に作品を掲載させていただいたアーティストの作品を始め、林文浩撮りおろし作品、さらにザ・ラスト・ギャラリーのみで購入出来る貴重な作品を展示します。林文浩コミュニティーが創りだす世界観、また、彼の取り巻く宇宙観を、ぜひギャラリーで感じてください。

 
 
 
 
 
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