54-71から生み出されるサウンドは、従来のストイックさとグルーヴ感をアピールしながら更にダイナミックにアグレッシヴにぶっ壊れまくり。大胆にオシレーター爆発 の電子エッセンスも全開に、そのシビれ具合も次元を超えている。歪みまくり、叩きまくり、唸りまくり、揺れまくる驚異のサウンドはダークでヘヴィーで最強 にドープ。正しく54-71の新境地が広がっているのである。そしてそんなバイオレンスに対し見事 に応えてくれたのが男爵KOOL KEITH。 ガチガチにそびえ立つ男魂(もしくは男根)はリアルなリリックとフロウで満ち溢れている。時にはメロウに、時には残酷に、そしてファストとスロウを使い分ける見事なラップ・テクニックも相まって、表情豊かに感情そのものが作品全体に息づいているのである。ってな訳で結論。「こんな音、聴いたことが無 い!!!!」