このたびcontraredeでは、特定非営利活動法人世界マメナジー基金と協力して『SUN & US』という新企画を稼働させます。この企画を通じて、東日本大震災の被災地を中心に全国規模で、太陽光パネルを貼付けるべく活動します。太陽光パネル設置促進に、一介の弱小音楽レーベルが何故首を突っ込むのか、と訝る向きもあるでしょうから、手短に説明させて頂きます。

東日本大震災後の被災地再生に少しでも貢献したい、とこの一月contraredeスタッフ一同切なる思いを抱き続けていました。勿論、義援金、物資の援助等々、個人レベルの活動は皆様同様スタッフそれぞれが行っています。それと並行して、contraredeというエンターテイメントを求めるユーザーの皆様にソフトを紹介することを生業とするレーベルとして、ユーザーの皆様と手を携え、個人では出来ない何かが出来るのではないかものかと無い知恵を絞り出して考え倦ねた末、太陽光パネル設置促進活動こそ今のcontraredeに出来る最善の貢献だ、という結論に達したのがつい先日のことです。

皆様が日頃から親しまれているエンターテイメントは、多かれ少なかれ、電力の恩恵に与っていることに異論をもたれる方はいないと思われます。しかし、東日本大震災後、被災地は勿論、それ以外の地域でも、震災以前は誰も疑うことの無かったエンターテイメントを成立させる条件の一つである、安定した電力供給、という電力神話が脆くも崩れ去ってしまいました。この状態がいつまでも続くと、もしエネルギーに不自由しなければ被災地の皆様のこころを潤すことが出来たはずのエンターテイメントが本来の力を発揮することが出来ません。ほんの少しだけ視野を広げれば、エンターテイメントの不在は、被災地の皆様を支えることが出来るはずの、被災を免れた皆様のこころまでも挫いてしまうのではないでしょうか。

そんなときに日本中に太陽光パネルがあれば、どれだけこころ強いだろうかとcontraredeでは考えました。太陽の恵みを享受するだけで、誰を傷つけることも無く、穏やかに電力を得ることが出来ます。人のこころを豊かにするべきエンターテイメントが、全てを灰に帰してしまう可能性を孕んだエネルギーに依存している現状をこれ以上黙認する理由は、震災後一月を経た今日に至るまで見当たりませんので、太陽光パネル普及に皆様の力を貸して頂きたい、と考える次第です。

以上の主旨を踏まえた上、4月24日の、石橋英子『carpace』発売記念公演より、contraredeから発売される全作品、全公演の価格に何らかのかたちで、特定非営利活動法人世界マメナジー基金に提供する基金分を追加させて頂きます。何卒ご理解の上、ご協力お願いします。
 
 
 
特定非営利活動法人世界マメナジー基金
http://www.mamenergy.org/
 
 
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