ポップ=キャッチー
ポップ=新しい
ポップ=ルールがない

ポリヴァイナル移籍第一弾『ディアフーフvs.イーヴィル』を引っ提げて2011年夏に2度目のフジ・ロック出演を果たし、バンド単体のみならずコンゴトロニクスvs.ロッカーズでも圧巻のパフォーマンスを見せたディアフーフが待望の新作を完成! 録音・ミックス・マスタリングのみならず、カヴァー写真やアートワークにいたるまでを全てバンド自身が手がけている。
     

ご存知の通り、僕らはいろんなものに例えられてきた。だけど、「ポップ」はいつでもディアフーフの宝の地図の上でひとつの目印になってきた。

ポップ=キャッチー
ポップ=新しい
ポップ=ルールがない

ディアフーフと一緒に踊るか、カラオケを歌いたいなら、何度もお伺いをたてる必要はない。僕らは、このキューバ風味のパーティー・ノイズ・エナジー・ミュージックのセンセーショナルな一切れをちょうど作り終えたところだ。僕らはそれを『ブレイクアップ・ソング』と呼ぶことにした。グラミー賞狙いのお涙頂戴ものが山ほどあると思ったら期待違いだ。ディアフーフの類語辞典では、自由とは、もう一度最高の気分になって、大騒ぎして、ずらかってしまうこと。僕らと一緒にいれば、銃を持った悪い奴らも追いつけやしないさ...

グレッグ(ディアフーフ)

 
 
 
DEERHOOF
ディアフーフは1994年3月、サンフランシスコでグレッグ・ソーニア(ドラムス&ヴォーカル)とロブ・フィスク(ベース&ヴォーカル)によって結成された。キル・ロック・スターズの設立者、スリム・ムーンは、1995年にオリンピアで行われたYOYO-A-GOGOフェスティヴァルで彼らのライヴを見て、ファースト・シングルとなる『Return of the Wood M'lady』をリリースすることに決めた。1996年4月、日本からアメリカに着いて1週間も経たない頃に、サトミ・マツザキがこのシングルを耳にした。それまで楽器の演奏経験のなかった彼女は、その2週間後にはヴォーカリストとしてバンドに加入し、ツアーに出ていた。1997年にロブがサンフランシスコを去ると、後に残されたサトミとグレッグはディアフーフの最初のCD『The Man, the King, the Girl』を完成させ、これは同年、キル・ロック・スターズ(KRS)と、ムーンの新レーベルである 5 Rue Christine(5RC)によって共同リリースされた。1998年にはサトミはベースを弾きはじめており、ロブが戻ってギタリストとして再加入し、同時にケリー・グッド(キーボード)も加わった。再びKRS/5RC からのリリースとなる1999年の『Holdypaws』を録音後、ロブとケリーが脱退し、ちょうどその頃ミネアポリスからベイエリアに移って来た(元 Colossamite の)ジョン・ディートリックがギターで加わった。2000年にこの新しい編成でコンサートをレコーディングした後、ディアフーフは、オーストラリアのレーベル Dual Plover から、過去のその他のライヴ音源も含む『Koalamagic』をリリースした。当時から4年遡ってロブとグレッグの間で構想がはじまっていた音楽を収めたアルバム『Halfbird』は2001年に完成され、同年 Menlo Park からリリースされた。2000年から2001年の間に、サトミとジョンとグレッグは、新編成での最初のスタジオ・アルバムとなる『Reveille』のレコーディングも行い、これは2002年にKRS/5RC からリリースされた。2001年の12月には、親しくなった別の地元バンド、The Curtainsのギタリストであるクリス・コーエンがディアフーフに加入した。2002年の終わりに彼らは『アップル・オー』を録音し、2003年3月にKRS/5RC から発表した(日本盤は同年5月にPヴァインから)。それからきっかり1年後となる翌2004年3月に早くも『ミルク・マン』をリリース。SPIN誌で「完璧なアルバム」と評されるなど、各方面で絶賛を浴びた。2005年3月には初の日本語歌詞によるEP『緑のコズモ(Green Cosmos)』、さらに同年10月にはアルバム『ザ・ランナーズ・フォー』を相次いでリリースし、その旺盛な制作意欲と尽きることのない音楽的アイデアの豊富さを見せつけた。2006年5月、The Curtains での活動に専念するため、クリス・コーエンが脱退。トリオ編成で『フレンド・オポチュニティ』を完成させ、2006年12月(欧米では2007年1月)にリリース。2007年7月には初のフジ・ロック・フェスティヴァル出演。2008年2月、新ギタリストのエド・ロドリゲスが加入、再び4人編成となり、同年10月にアルバム『オフェンド・マギー』を発表。2011年1月、アルバム『ディアフーフvs.イーヴィル』をリリース、同年7月には2度目のフジ・ロック出演を果たした。
 
DEERHOOF: Breakup Song
ディアフーフ/ブレイクアップ・ソング
ctrd061 ¥2,100(tax incl.)
2012.09.19 in stores
JAN: 4560142160650

01. Breakup Songs
02. There’s That Grin
03. Bad Kids to the Front
04. Zero Seconds Pause
05. Mothball the Fleet
06. Flower
07. To Fly or Not to Fly
08. The Trouble With Candyhands
09. We Do Parties
10. Mario’s Flaming Whiskers III
11. Fe^te d’Adieu
 
SPECIAL LIVE @ 札幌

~ ディアフーフ VS カラスは真っ白 ~
10/14 (SUN) @ 札幌 Sound crue


act:
DEERHOOF / カラスは真っ白

open 17:00 / start 18:00
adv. ¥2,800 / door ¥3,300 ( +1 drink )
・ローソンチケット [L: 12785]

Sound Crue:
011-211-8313
http://www.sound-crue.com

CULTIVATE inc:
011-233-1887
mail予約ご希望の方は、
cultivate@mbr.nifty.comまで
お名前、人数、連絡先をお送り下さい。

 
 
 
 
 
Quotes

もしオーネット・コールマンとカレン・カーペンターに子供がいたとしたら、その子供こそがディアフーフだろう。ディアフーフは、疑いもなく、僕がこれまでに見た中で最高のライブ・バンドだ。
――クリフ・スカーロック(フレーミング・リップス)

ディアフーフは、僕が過去10年に見た(あるいは多分これまでに見た)中で最高のライブ・バンドだ。より重要なことに、彼らは他のどのバンドとも違って(恐らくミニットメンは例外として)、私たちの誰もが、ごく身近にある楽器を使って何かを創造し、インスピレーションを与える力を持っているということを思い出させてくれる。
――ルー・バーロウ(セバドー/ダイナソーJR)

ディアフーフは多分、ライブで見るのが一番好きなバンド! 私にとって彼らは、生を肯定してくれてインスピレーションを与えてくれる存在。彼らはメンバーそれぞれがパフォーマーとしてもミュージシャンとしても最高だけど、ひとつになると、唯一無二で深くて同時に楽しい音楽体験を与えてくれる。
――ユキ・チクダテ(アソビ・セクス)

ディアフーフは僕にとって大きなインスピレーションだ。彼らの音楽を聴くことは私を興奮させると同時に謙虚にもする。彼らは音楽をアートフォームとして真に愛し、アーティスティックな冒険に身を捧げているように見える、今では数少ないバンドのひとつであり、僕は誰とも比較できない独創性を持った彼らの大ファンだ。
――ケヴィン・バーンズ(オブ・モントリオール)

ディアフーフの音楽を聴くと、生きてるっていう実感が増すし、世界がより素晴らしいものに思えてくる。彼らの音楽には真に魔法のような力がある
――ダグラス・T`・スチュワート(BMXバンディッツ)

ディアフーフのユニークなサウンドとサトミの美しい声が混じり合うと、私はいつでも最高な気分になる。ファンです!
――ハトリミホ(チボ・マット)

ディアフーフは僕が世界で一番好きなライブバンドだ
――イアン・パートン(ザ・ゴー!チーム)

大好きなバンドはたくさんいるよ。ディアフーフは素晴らしい。「ディアフーフ(鹿のひづめ)」なんて名前のバンドが良くないはずがない。
――デイヴ・グロール(2009/12/14付・タイム誌オンライン「デイヴ・グロールへの10の質問」より引用・訳)

ディアフーフはバンドが本来やるべきことをやっていると思う。彼らはひとつのことをやるにしても、それを刷新しつづけるんだ。頭をか
きむしって「彼らはどうやってこんなことをやってのけたんだろう?」と驚嘆するしかないよ。
――ヘンリー・ロリンズ(2008/10/3付・ペースト・マガジン オンライン版のインタビューより引用・訳)

ディアフーフのようなバンドは本当に想像力豊かでエキサイティングだと思う。そこに注ぎ込まれる創造性にはすごく高揚させられるんだ。
――ジェフ・トゥイーディ(2007/5/7付・ピッチフォークのインタビューより引用・訳)

私たちは彼ら(ディアフーフ)のセットの終わりの方を見ることができた。屈折した演奏の流儀がとても素晴らしかった。非常に洗練されている。唐突なようでいて完璧にタイミングを合わせた短く突発的な演奏を繰り出すドラムとギターには極端なまでの厳格さがある一方、ヴォーカリストのサトミ・マツザキは穏やかな声で歌う。彼らの歌詞は、典型的なロックの歌詞とは何の関係もない(私には「Air」(*) のような曲の韻を踏まない歌詞とのリンクを見て取ることもできるけれど)。ヴォーカル・メロディもやはり独特だ。私は自分がディアフーフに影響を与えているなんて言おうとしているわけではない。もしそうなのだとしたら嬉しいことだけれど。「Air」のような曲は、繋がった鎖のひとつの輪、もしくは小さな川に落ちたしずくのようなもので、いつもと違った、わずかに変化させた角度から音楽や作詞にアプローチしている先例なのだ。彼らの音楽的な構造のひとつとして偶発的なものではないということを強調するかのように、彼らの物販テーブルでは、おなじみのTシャツとCDばかりではなく、楽譜も売っている。
――デヴィッド・バーン(2008/10/15付・公式ブログより引用・訳)
*「Air」:トーキング・ヘッズの1979年作『フィア・オブ・ミュージック』の収録曲。
 
     
     
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