デュオ名義としては実に11年ぶりのライブ出演となった6月のTONOFON FESTIVAL 2011での演奏も素晴らしかった山本精一 & Phew の単独公演が遂に決定! 未だに語り継がれる不朽の名盤『幸福のすみか』(1998) からの楽曲を中心に、バンド編成とデュオ編成の両方でお届けします。
出演メンバー:
Phew (vocals)
山本精一 (guitar, vocals)
山本久土 (guitar)
原田仁 (bass)
茶谷雅之 (drums)
山本精一&Phew:1990年代半ば頃から、NOVO TONO等ですでに活動を共にしていた2人が、1998年に共作アルバム『幸福のすみか』を発表。2010年7月に発表された山本のソロ・アルバム『Playground』では『幸福のすみか』に収録されている Phew作詞の「飛ぶひと」が再演され、同年9月に発売されたPhewのソロ・アルバム『Five Finger Discount』には山本が演奏参加するなど、交流が深い。2000年5月、スラップ・ハッピー来日公演のサポートをつとめた山本精一&Phew Unitとしての最後のライヴがきっかけとなって結成されたMOSTも、今に至るまで活動を継続している。
 
 
Phew
1978 年、伝説的なパンクバンド Aunt Sally で活動をスタート。 80年に、坂本龍一とのコラボレーションシングル「終曲」をリリース、81年にはCANのメンバーらと『Phew』を制作。しばしのブランクを経て、90 年代初頭にはDAFやアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのメンバーらとレコーディング、またアントン・フィアらと2枚の アルバムを発表した。最近では、山本精一、向島ゆり子、 bikkeらとのデュオ、 Big Picture、MOSTとその活動は多岐にわたっている。2010年9月、15年振りとなるソロ・アルバム『Five Finger Discount』を発表。

http://www.bereket.info/
 
 
山本精一
音楽家。1958年、兵庫県尼崎市生まれ。1980年代後半よりBoredomsにギタリストして参加。並行して自身のリーダーバンドである想い出波止場や羅針盤を結成。90年代に入ってからは、電動歯、赤武士、ザ・ハッピー・カウボーイズといったBoredomsのメンバーとの別プロジェクトや、NOVO TONO、ROVO、Ya-To-I、MOSTといったバンドに参加し、ギタリストとして、あるいはコンポーザーとして中心的な役割を担う。21世紀以降も、TEEM、PARA、カオス・ジョッキーなどのプロジェクトを次々と始動。加えて、国内外のミュージシャンとのさまざまなコラボレーション、さらには映画音楽にいたるまで、ソロを含め、多彩な音楽フィールドでジャンル・バスターのごとく活動を展開する。ミニコミやライナーノーツ、音楽誌、文芸誌への寄稿も多く、1999年にはギターマガジン誌に1994年から連載していたエッセイ「ギタバリョー」他を収めた単行本「ギンガ(リットーミュージック)」を上梓。また、自身のCDジャケットのデザイン、イラストも手がけている。
 
 
 
山本精一 & Phew
12/22 大阪・梅田シャングリラ
ライブレビュー
 2011年12月22日のとても寒い夜、梅田シャングリラに、山本精一とPhewのライヴを観に行った。この日は、二人以外は、山本久土(ギター)、茶谷雅之(ドラムス)、原田仁(ベース)からなる5人のバンド編成。
 立て続けに、二人の名義で98年に発表されたアルバム『幸福のすみか』の収録曲(Phewが作詞、山本精一が作曲)が演奏された。たしか、バンドによるライヴはCD発売時に東京だけで、だったと記憶する。“あの”『幸福のすみか』をライヴで、という感慨と同時に、はじめて(NOVO TONO、MOSTは別として)二人の出逢いに立ち会うような不思議な気持ちも味わった。この二人の特殊な音楽家を、共にかなりの初期から観て、聴いているものとして(Phewに関しては30年以上前から…)、彼らがひとつの音楽を一緒に鳴らしているという現実がしっくり来ないところさえある。今更、と自分でも思うのだが、むしろ実際にライヴを観て、自分の中で眠っていたそんな気持ちが叩き起こされた。
 まるで好き勝手に歌う歌手と、ギタリスト。好き勝手の放物線が、いつの間にかひとつのフォルムを形成している。声をあわせてひとつの歌詞を唱えている。慣れようたって慣れようがない時間の中、気がつけば、この二人はとてもよく似ているという気にさえなってきた。パンクという音楽が、音楽未満の律動であることを、それぞれのボディアクションで示してくれる音楽家たち。いや、そっくり。そっくり。…そっくりモグラ。ネタばれ、なんて言葉は使い慣れないけれど、同じ編成による東京公演、デュオによる京都公演が控えているために、披露された曲の名前はこれ以上挙げることはしないでおこう。
 観てよかった、という強く確かな感情は、例えるなら、皆既月食や、流星群を観たときに近い。月は欠けたい時に欠け、星は流れたい時に流れる。人はただそれを口を開けて眺める。観客のみならず、山本精一とPhewも同じ顔で眺めていた。
安田謙一
 
 
Photo by Shinryo Saeki
 
山本精一&Phew

1/13 (Fri)
Shibuya, WWW (03-5458-7685)

open 18:00 / start 19:00
adv 3,300yen / door 3,800yen (+1drink)
live: 山本精一&Phew
ticket: contrarede web ticket,
PIA (P:153-981 )
LAWSON (L:77714)
e+(http://eplus.jp)

お問い合わせ:
contrarede (03-5773-5061) epistula@contrarede.com



10/15 (土) コントラリードウェブサイトにて先行チケット販売開始 10/15(土)12:00 ~ 10/21(金)18:00まで
10/22 (土) e+プレオーダー開始 10/22(土)12:00〜10/26(水)18:00まで
11/12(土)コントラリード, プレイガイドにて一般チケット発売開始 11/12(土)12:00〜

主催: contrarede 企画制作: contrarede
協力 : P-VINE RECORDS, Bereket

Total info: contrarede 03-5773-5061 / epistula@contrarede.com
http://www.contrarede.com



山本精一 & Phew関連イベント

12/22 (Thu)
Osaka, Shangri-La (06-6343-8601)

open 19:00 / start 19:30
adv 2,800yen / door 3,300yen (+1drink)
live: 山本精一 & Phew
ticket: Shangri-La
PIA (P:)
LAWSON (L:)
e+ (http://eplus.jp)

お問い合わせ:
Shangri-La (06-6343-8601)
info@shan-gri-la.jp


1/29 (Sun)
Kyoto, 磔磔 (075-351-1321)

open 18:30 / start 19:30
adv 2,500yen / door 2,800yen (+1drink)
live: 山本精一 & Phew(デュオ)
ticket: 磔磔
PIA (P:)

お問い合わせ:
磔磔 (075-351-1321)

 
 
山本精一 & Phew/幸福のすみか
1998年発表の共作アルバム

1. 鼻
2. 飛ぶひと
3. まさおの夢
4. ロボット
5. バケツの歌
6. そのうち
7. そら
8. 幸福のすみか
 
山本精一/ラプソディア
P-Vine / PCD-25137 / 2011.10.19
 
Phew/ファイヴ・フィンガー・ディスカウント(万引き)
BeReKeT / bmp-001 / 2010.09.02
 
 
 
 
 
 
     
     
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